2010年2月5日金曜日

スケッチボード法 試してみた

昨年の10月にすくすくスクラムのワークショップで学んだスケッチボード法を会社のプロジェクトで試してみた。
ちなみにその時のすくすくスクラムのレポートはこちら
スケッチボード法等の詳細な紹介は上記リンクで確認していただきたい。

で、今回なにを目的とするのかというと弊社で進行中のモバイルサイトのサイトTOPデザインについて品質改善。

用意したもの
  • 模造紙2枚(※今回は四六判を半分にして2枚用意)
  • A4紙8枚
  • ペン
  • 5cm x 7cm の付箋紙 60枚程度
  • お菓子(時間がなくアメしか用意できなかった)
事前準備
  • プラクティスを記したプレゼン資料を作成。
  • 模造紙はあらかじめ壁に貼りつけておく。(今回はガムテープで貼った)
プラクティスとしては以下の手順
  1. 参加者は8名なので4人のチームを2つ作成。
    アイスがてらジャンケンを利用したチーム分け。
  2. A4の紙を縦横3つ折りにして9マス作成。折り目に沿って線を引く。
  3. 上記の紙を各チーム3枚作成。の予定が4枚作成されるがそのままスルー。
  4. 用意したサイトに関するビックキーワード3つをセンターのマスに書いてもらう。
    残り一枚はフリーワードを。
  5. 各紙のセンターワードから連想するワードを一つ、周りのマスに書き込んでもらい、隣の人に渡す。(時計回り)
  6. 上記をすべての紙のすべてのマスが埋まるまで繰り返す。
  7. 全部のワード(9x4=36ワード)から注目すべきキーワードを3つ選ぶ。
    ※ここで3において、やっぱ3枚にしとけばよかった、絞りづらそうだった。
  8. 選んだキーワードからさらに連想できるマーク(アイコンや擬音)を付箋に書いてもらう。
    ※ 最悪、文字表現もOKとしたがやっぱりNGにするべき。
  9. 付箋に書き込むごとに壁の模造紙に貼ってもらう。
    書くごとに席を立つことができるので全体的に動きがでてくる。地味に良い。
  10. 一人当たり5枚以上は書いてもらう。
  11. 全員に立ってもらい、模造紙の前に集まって付箋紙を簡単なグルーピング。模造紙の周りに貼り直してもらう。
  12. 今回はモバイルサイトなので模造紙に大きな縦長なボックスを書いてもらい、デザイン開始。
  13. 付箋にかいたアイコンを利用して模造紙に貼ったりしてデザインを作成していってもらう。
    ここでは自分から積極的にアイコンを利用したアイデアの出し方を見せていったが、みんなのエンジンが掛かるのに多少時間がかかった。
  14. 作成し終えたら、代表者を決めてもらい、その人意外の人をチーム間でスワップ。
  15. 代表者は簡単に自チームのデザインを説明。スワップメンバーは前向きなツッコミをする。
  16. 各チームに戻ったら、代表者はどんなツッコミがあったかをフィードバック。
  17. 終了
終えた時、メンバーの反応は良く、楽しくコンテンツのことを考えることができたとのこと。
しかし残念ながら、既存コンテンツに対してのアプローチには結びつかない結果であった。

うん・・・まぁそこに持っていこうとしたんだけど、ちょっと考える時間が足りなかったんだ。ごめんよ・・・チームのみんな。
自分の準備不足です。
すくすくのページにも書いてある通り、このプラクティスはそのままだと
自由な発想と緊密なコラボレーションを促し、優れたユーザーインターフェイスとユーザーエクスペリエンスを素早く実現します。
なんだ。既存のデザイン的な向上ってのには難しいんだ、
すくすくでのワークショップをほぼそのまましてしまったので当然の結果なんだけど。
ごめんなさい。

ここでひとり振り返り。
  • Keep
    進行自体はスムーズであった。全部で70分程度できた。
    参加者のコミュニケーションは取れていた。

  • Problem
    既存のサイトへのアプローチがなかった。
    途中、先が見えないのでどうしていいかわからないという声があがった。
    A4の紙3枚にといったのに4枚にした。
    変なタイミングで勝手にWCやドリンク取りにいかれて停滞する時間があった。
    お菓子が不十分。

  • Try
    休憩をあらかじめ明示する。
    既存の参考デザインを大きめの紙に出力してそこに今回のプラクティスの後半(8〜10あたりから)を適用する。
    ざっくりとでもアジェンダを明示する。
今回は直接なアウトプットがだせなかったが、他のプロジェクトで流用したいという声もあがり、どこかで今回の意味が効果があると思っている。
とりあえずの第一歩。になっただろうか。

またリベンジの機会をいただけそうなので、Tryに書いたことを実践してみる。

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